4月下旬、東京・渋谷にあるNPO法人「WELgee(ウェルジー)」を、ウクライナ北東部ハルキウからの避難者、マリア・ビロバタさん(20)が訪れていた。
ウェルジーは、日本財団(東京都港区)から請け負い、ロシアによるウクライナ侵攻で日本に避難してきた人たちの就職支援を担っている。マリアさんはウェルジーへの相談をきっかけにアパレルブランドへの就職が決まり、この日は担当する女性職員から励まされていた。
「不安もあるが、楽しみな気持ちも大きい。好きなことを仕事にできるのはうれしい」と笑顔のマリアさん。今後は日本語を学びながら働き、将来的には永住するための在留資格取得を目指す。
侵攻が長期化する中で課題になっているのが、来日後の「就職難」だ。
日本財団によると、高い専門…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル